おおさか事始め

ごあんないで書かせてもろたものを、ちょいと加筆訂正してまとめました。ゆっくりおつきあいを。


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大阪・船場界隈


どしょうまち
道修町とかいて「どしょうまち」とよみます。大阪市中央区道修町。東は大川(旧淀川)から別れた江戸堀川より引かれて南北に造られた東横堀川(その先は西に折れ曲がって道頓堀川になりま)から西は御堂筋を越えて西区の境まで、東西に細長い町で、「少彦名神社」があり昔から薬問屋が多て、今でも武田薬品、田辺製薬、塩野義製薬、小野薬品など製薬会社の集まる町でおます。地下鉄の北浜駅から「少彦名神社」の角をまがって本町駅までぶらぶら歩いてみるのもよろしいんやおまへんやろか。先ほどの少彦名神社内ビルの3・4階にはくすりの道修町資料館があったり、そのすぐ南隣の平野町にはイトーキ資料館(オフィス機器のイトーキの資料館)や湯木美術館(茶の湯の道具や懐石の器を中心にした美術館)があったり、また北隣の北浜3丁目には適塾があったりと、なかなかたのしめるかもしれまへんなぁ。


どぶいけ
丼池と書いて「どぶいけ」ですわ。けっして『どんぶりいけ』とはいいまへん。が、もちろんそんな住所はおまへん。住所でいうと大阪市中央区の南船場から博労町、南久宝寺、北久宝寺、久太郎町に亘る昔でいうところの船場の中の、だいたいエリアでいうと心斎橋筋から東へ二つ目の通り三休橋筋とに挟まれた一角をいうようですわ。で、その心斎橋筋の一本東にある長堀通から江戸堀通までの南北の道を丼池筋ちゅうそうな。もともと繊維問屋が多かったとこみたいで、昔は南久宝寺から中央大通りまでに『丼池問屋街』というアーケードがあったらしいけど、いまは『丼池ストリート・船場』ちゅうオシャレな門に変わってお空が見えま。で、その丼池を舞台にしたその名も『丼池』ちゅう映画があるそうな。1963年に創られたもので繊維会社と乗っ取りを企む高利貸しとのストーリーで菊田一夫原作の藤本義一脚本やて。なんやにたような話はいまでもけっこうあるよなぁ。


いたちぼり
立売堀と書いて「いたちぼり」といいま。大阪市西区立売堀、大坂冬の陣・夏の陣の時、伊達家がここに壕を堀り陣地としてたのを、その跡を掘り進んで川としたことから始めは伊達堀(だてぼり・後には、いたちぼり)と呼ぶようになったそうな。で、その後沿岸で材木の立売(たちうり)が許されたため字は立売堀と改められたんやが、これを今まで通り「いたちぼり」と読むようになったという話ですわ。地理的には南となりがコンサートなんかようやってる厚生年金会館とかがある新町で、も少し南の長堀通りの先には北堀江、南堀江と最近のお洒落スポットが集まる街へとつながっとります。そういうたらGIZAとかいうレコード会社があるのは南堀江やったなぁ。で、せっかくそこまでいったんなら、そこから東へちょいと四ツ橋筋を渡ると、いわゆるアメリカ村といわれる西心斎橋から御堂筋を越えて心斎橋。もしお時間がおますようならぶらぶらと散歩してみはったらどうで。


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