ワインの格付け
ワインを選ぶときに一つの目安となるのが瓶に貼られたワインラベルで、イラストや文字などに凝ったものも多くデザインとしてみても楽しかったりもする。が、そのラベルをよく見るとワインの名前の他に、たとえばフランスワインなら「APPELLATION xxxxx CONTROLEE」あるいは「Vin de Pays」や「Vin de Table」などの表示がされていて、「APPELLATION 〜」なら原産地統制呼称ワイン。「Vin de Table」なら日常的に飲むテーブルワインと、それぞれのワインの格付け(素性)がわかるようになっている。
そんなワインの格付けも、ワインの品質の維持をはかるため初めてワイン法なるものがフランスで生まれ、それがヨーロッパ全体に広がり、今ではアメリカや南アフリカなど各国に広がりをみせている。一方、日本はというと、たしか国内産ワインと輸入ワインを国内で瓶詰めしたものぐらい(それも中身が100%というのではなく)で、あまり細かい規制というのはなかったような…。そういえば、以前かの田中康夫知事(当時)がソムリエの田崎真也さんと組んでワインの原産地呼称ワインの規制を長野県でやるという話が出ていたけれど、その後どうなったのやら。
いわゆる品質表示ということでいえばそれなりの規制もあるんだろうけど、格付けとして全国内的な原産地呼称のワインに関する規制があった方が、あきらかに特産ワインとしてのブランド力がつくように思うし、選ぶ側にとってもわかり易いと思うのだけれどどうなんだろうか。巷で問題となっている産地偽装問題にしても、その名を騙るだけの”ブランド”があってのハナシで。はたして国内の有名ワイン産地では…。
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